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excessivelyとextremely
「過度に」の意で用いられるexcessivelyと「極度に」の意で用いられるextremelyですが、この違いは理解できていますでしょうか。文脈によってはどちらを使っても問題ない場面があるかもしれませんが、この両者には実は明確な違いがあります。
excessivelyは「限度を超えている」ときに使うのに対し、extremelyは「限度内だが極度」のときに使います。必然的に、前者はネガティブだったり異常な事象について言及するときに使うことが多いですが、後者は必ずしもそうではありません。
extremely popularという表現がありますが、これは平たくいえば「非常に人気がある」ということであり、厳密にいえば「考えられる範囲内で最大限の人気を得ている」いうことです。つまり、これをポジティブととらえるかネガティブととらえるかは受け取り手次第なのです。一方、excessively popularという言い方をすると、「人気になり過ぎている」というニュアンスが明確に感じられます。そこには、「本来そこまでの人気を集めてしかるべきではない」という否定的な意識があります。
論文を読んでいると、extremely importantという表現を目にすることがあるかと思いますが、excessively importantという表現はほとんど見たことがないのではないでしょうか。このことは上記の説明をまさに裏付けているといえます。