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“Consumption”の意外な意味
「消費」を意味するconsumptionという単語は皆さんご存じかと思います。こちらのブログをご覧の方であれば、food consumptionやalcohol consumptionもお馴染でしょう。ですが、この単語が「肺結核」を指す語として使用されることがあるのはご存知でしょうか。感染症や呼吸器系を専門とする方でないとあまり馴染みがないかもしれませんが、辞書ではしっかりと下記のように定義されています。
A tuberculosis of the lungs with progressive wasting of the body
(身体の著しい消耗を伴う肺結核)
この定義の後半にある“wasting of the body”が実は重要です。というのも、“consumption”の持つ「消費」(ここでは体力の消費すなわち消耗)の意味がここに込められているからです。
さて、consumptionの動詞形はconsumeですが、この動詞は受動態で以下のような言い回しに使うことができます。
Cancer patients can be consumed by their treatment.
(がん患者は治療で消耗してしまうことがある)
The doctor was consumed by guilt.
(その医者は罪悪感にとらわれてしまった。)
上記のguiltの代わりに、感情を表すfearやanxiety、furyやjealousyを使うと、いろんな表現ができます。