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難しいことはわかりやすく わかりやすいことは面白く 面白いことは深く
今回はお気に入りのフレーズをご紹介します。この記事のタイトルがそれなのですが、これは、日本人ロック・ギタリストの真島昌利氏が語ったものです。(ちなみに、真島氏より以前にも、劇作家の井上ひさし氏が「むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく おもしろいことをまじめに まじめなことをゆかいに ゆかいなことをいっそうゆかいに」という素敵な言葉を残しています。)
このフレーズが魅力的に感じるのは、「難しさ→わかりやすさ→面白さ→深さ」と段階的に転化していっているところで、私などは、ワラから始まる物々交換で大金持ちになったわらしべ長者のストーリーと重ね合わせてしまいました。
もうひとつの魅力は、冒頭の「難しいことはわかりやすく」にあると思います。論文を書くにあたっても、「難解なことを読み手が理解できるように書く」ことが重要です。「難しいこと」は、それが実行できること自体が一流であるとすれば、「難しいことを難しく見せずにやってのける」のが超一流なのだと思います。