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関係代名詞の省略

ニュースなどの口語英語を聴いていると、目的語としての関係代名詞は多くの場合「省略」されていることがわかります。例えば、


One of the men police are looking for is described as white.


という文では、menとpoliceの間の関係代名詞(whoまたはthat)が「省略」されています。


さて、ここで括弧付きで「省略」と書いたのには実は理由があります。というのも、このような文の場合、関係代名詞を使った文こそ正統であり、関係代名詞を使わない表現は亜流あるいは手抜きのような扱いをされがちなのですが、歴史的には前者と後者(専門的には接触節と呼ばれる)は並行して発達してきた経緯があり、両者の間には必ずしも主従関係はないのです。


We reviewed the care the patients received during their admission.


というような文章であれば、“the care the patients received during their admission”がひとまとまりの節として捉えられますので、敢えて“the care”の後ろに関係代名詞を挿入して流れを変えなくてもよいのです。


米国の大作曲家であるジョージ・ガーシュウィンのペンによる名曲の中に、“The Man I Love”というのがありますが、これなど“The Man Who I Love”と書いてしまうとちょっと流暢さが欠けてしまう感じがします。


もちろん、話し言葉と書き言葉には、それぞれより適切な表現法が存在しますが、専ら読み書きを中心とし、聴いたり話したりしてこなかった学習者の方々は、ニュース等の英語を聴くことによってネイティブの感覚に近づくことができます。


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