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「直系3mmの車輪」???

記事タイトルを見て何のことかお分かりになるでしょうか。実はこれは以前、実際に論文の添削をしていて遭遇した表現なのです。しかも、医学論文の添削です。書かれていたのは以下の英語でした。


A wheel diameter of 3 mm was...


そうです。この著者の先生が本当に伝えたかったのは、3mmの「膨疹径」、すなわちwheelではなくwheal(虫刺されなどによる小さな腫れのこと)だったのです。


このwheelとwheal、なんと紛らわしい2単語なのでしょうか。発音がまったく同じうえに綴りもほとんど同じ、おまけにwheel diameterもwheal diameterも世の中に存在する表現なのですから、間違えやすいのも無理はありません。この手の細かい間違いは、下手をすると差読者にも気付かれずに発表に至ってしまうことも稀にあるので困ってしまいます。自動のスペルチェッカーだけに頼らず、注意深く読み返す癖をつけたいものですね。


トップノッチの提供する英文校正サービスでは、機械的なスペルチェッカーで捉えきれないミスも丁寧に取り除いていきます。

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