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多重投稿に対するジャーナルの苦肉の策

以前のブログでも取り上げましたが、多重出版という行為はジャーナルにとって由々しき問題のひとつです。複数のジャーナルに同じ内容の論文が掲載されることは、限られた紙面を無駄に使うだけでなく、当該分野で行われるメタアナリシスにも悪影響を与えるという話を以前しました。


もちろん、結果的に複数のジャーナルに掲載されないとしても、既にあるジャーナルに掲載もしくは投稿されている論文を他のジャーナルにも投稿すること自体、倫理的に誤っています。なぜなら、最終的に掲載に至らないほうの論文の査読にあたった差読者や編集者らの貴重な時間が無駄になってしまうからです。


Journal of Young Pharmacistsというジャーナルでは最近、掲載した論文が実は他のジャーナルで過去に掲載済みであったことが判明したそうです。こうした中、同誌は投稿後の撤回に対してペナルティを課すことを決めたそうです。以下は同誌のEditorialからの抜粋です。


“As per the policy of JYP and JPP, if authors wish to withdraw their manuscript at any stage after submission (except changing of manuscript type) they have to pay the system management fee, i.e., USD 50 or equivalent to Indian Rupees, with proper reasoning for the withdrawal of manuscript.”

(Journal of Young Pharmacists及びJournal of Pharmacology and Pharmacotherapeuticsの方針により、投稿後に論文の撤回を望む場合、それがどの段階にあるかにかかわらず、当該著者はシステム管理代として50米ドルもしくは同等のインドルピーを支払い、正当な撤回理由を明らかにすることとします。ただし論文タイプの変更の場合は除きます。)


ジャーナルの立場からすれば、このような金銭的なペナルティを規定しなければならないことは決して喜ばしいことではないはずですし、できれば避けたいことでしょう。50ドルという金額が高いか安いかはともかく、このようなことでペナルティを課されること自体、研究者として恥ずべきことであるという認識が必要です。


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トップノッチは、生物医学分野に特化した論文翻訳・校正とその投稿に関するコンサルタントサービスを提供しており、お客様のほぼ全てが日本国内の研究者とその卵です。トップノッチの強みは、専門分野に秀でたネイティブの校正者による校閲に加え、雑誌社と翻訳会社の双方での勤務経験を有する投稿論文コンサルタントにより投稿の各ステージにおけるサポートが受けられるという点にあります。大手企業にありがちな杓子定規な対応をせず、それぞれのお客様の状況にあわせ親身になって支援させていただきます。

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