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今日の英文校正メモ vol. 23

変更前:cancer resection

変更後:tumor resection


変更前のフレーズは、一般的な文書等では使われることがあるのかもしれませんが、論文のような専門性の高い文書ではまず目にしません。



変更前:A bottom cause of this problem is ...

変更後:The root cause of this problem is ...


“bottom cause”というフレーズはめったに使われることがなく、“root cause”のほうが圧倒的に多いです。また、ここで冒頭の冠詞を定冠詞(the)ではなく不定冠詞(a)にすると、この文の後半で言及される内容以外にも根本原因が存在することが示唆されます。



変更前:caution should be payed when ...

変更後:caution should be exercised when ...


payの過去形と過去分詞形はpayedではなくpaidです。「注意を払う」というときに“pay attention”と書きますが、cautionと相性が良い動詞はpayではなくexerciseです。



変更前:In spite of remarkable headway in technology, ...

変更後:Despite technological advances, ...


変更により単語数が半分以下に削減できました。意味的に仰々しさがなくなりスマートになりました。



変更前:Resection for the kidney was ...

変更後:Resection of the kidney was ...


前置詞に相当するものは日本語にないので(機能的には助詞がありますが)、英語に不慣れな日本人にとって適切な前置詞を選択するのは簡単ではありません。有名誌等に掲載されている良質な論文を数多く読み、慣れるのがよいでしょう。

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変更前:The time required to complete surgery was significantly shorter. 変更後:The operating time was significantly shorter. 変更前のフレーズも使用して構わないですが、同一論文中に何度も出てくるようだと冗長になるので、シンプルな表現にしたほうがよいでしょう。 変更前:This metho

変更前:The results were shown in Table 1. 変更後:The results are shown in Table 1. 結果(Results)の項は過去形を中心にして組み立てないといけませんが、「〇〇を図1に示す」「〇〇を表2に示す」というときは例外です。日本語で書くときは「示す」と書いている方でも、英語で書くときにわざわざ過去形にしてしまっている例が散見されます

変更前:The mechanism is in discussion. 変更後:The mechanism remains unclear. 変更前のフレーズは「依然議論されている」と言いたかったのだと思いますが、“be in discussion”の主語は、通常、議論をしている主体です。例えば“The company is in discussion with tax authorities.”

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