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今日の英文校正メモ vol. 2

日頃Topnotchにご依頼いただく英文校正業務の中で、ネイティブエディターが実際に行った修正の例をご紹介していきます。なお、前後の文脈によっては以下に示すような変更を行わないほうが良い場合もありますので、あくまで参考情報としてご活用ください。


変更前:250mg once a day

変更後:250 mg once daily


“once a day”は文法的に問題ないですが、医学論文では“once daily”のほうが一般的です。単語数も減るので望ましいです。数値と単位の間にスペースが入っている点にも注意してください。



変更前:main evaluation item

変更後:primary endpoint


“endpoint”は“end point”と2語にしてもいいです。



変更前:Progression-free survival by evaluation by the examination doctor was the primary endpoint.

変更後:The primary endpoint was investigator-assessed progression-free survival.


文の中心を成す動詞(この文の場合はwas)がなかなか出てこないと、読み手はやきもきしてしまいます。変更後の文のように、“The primary endpoint was…”と書き始めたほうが読みやすいです。



変更前:hazard ratio of death

変更後:hazard ratio for death


日本語で「○○の△△」というときの助詞「の」は、英語で表現する際には前置詞“of”をはじめとするさまざまな選択肢から適切な単語を用いなければなりません。



変更前:…was higher in the XXX group

変更後:…was higher with XXX


XXXには薬剤名等が入ります。変更前の文でも全く問題ないですが、単語数を減らすために変更後のような表現に変えました。日本語では「XXX群では…」という書き方をすることが多いので、必然的に変更前のような英訳になりがちなようです。

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