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インフォームドコンセントの取得形態
臨床研究に関する論文の場合、多くのジャーナルが、患者からインフォームドコンセントを取得したことをMethodsのセクションに記載するよう求めています。American College of Allergy, Asthma and Immunologyが出しているAnnals of Allergy, Asthma & Immunologyというジャーナルも例外ではないのですが、この雑誌は他誌に比べて詳細な投稿規程を設けており、目次付きで15ページに及ぶ小冊子型の規程において、「インフォームドコンセントの取得形態」についても分かるように記すことを求めています。
‘For investigations involving human subjects, the manner in which informed consent was obtained from the study participants (i.e., oral or written) should also be stated in the Methods section of the manuscript.’
インフォームドコンセントは単に口頭で得たものなのか、それとも書面できちんと取得したものなのかを分かるように書く必要があるということですね。もし患者が小児であれば、保護者が代理で同意するというケースが出てくるでしょうが、その場合は当然、本人ではなく保護者から同意を得た旨を事実に即して正確に記載することが求められると考えられます。