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ありそうでない英単語
いかにも“それらしく”見せていながら、実際は正しい単語ではないものがあります。先日、添削をしていて見つけた“anaphylaxy”もその一つでしょうか。正しくはanaphylaxisなのですが、日本語では「アナフィラキシー」というため、これにつられてしまうという現象が起こります。一度だけ公表論文の中でも見かけたことがあります。
日本のコンピューターゲームの世界では、敵と遭遇することを「エンカウント」というそうです。遭遇を意味するencounterが語源と思われますが、残念ながら“encount”という単語はありません。おそらく日本人は「数える」を意味するcountという語に馴染みがあり、長い語を短縮化してスラング的に使うのも得意なことから、このような呼び方になったものと思われます。